☆SOD factory☆
名画の休憩
〜やっと見返った美人♪
SODfactory美術館
★やっと見返った美人(見返り美人)
菱川師宣(?〜1694年)の代表作の肉筆画
元禄(1688〜1704年)前期の作品
東京国立博物館所蔵です。
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師宣が〜1694年なので、
1690年前後の作品でしょーか?
晩年ですね。
戦国時代が終わって
平和になった
江戸時代前期
は
日本史上でも稀な
高度成長期
で、
この世は
厭うべき
「憂世」から
肯定的な
「浮世」
へ
と変わりました。
庶民の暮らしもよくなり、
江戸で町人文化が発展していきます。
京都から伝わる
特権階級・支配階級の文化から
、
★日本の歴史上初めて
町人が文化の担い手
となりました。
その先駆けとなったのが、
地本挿絵に最初に名を記された
「菱川師宣」です。
木版摺りの風俗絵本を多く刊行し、
後に1枚絵として独立する 「浮世絵」
に先鞭をつけた
「浮世絵の創始者」
と言われています。
師宣が好んで描いたのは、
当時二大悪所と呼ばれていた
遊里と芝居町。
庶民の憧れの地であり、
なかなか目にできない世界を
安価な版画で見られたので、
師宣の浮世絵は大人気
でした。
菱川師宣といえば 「
見返り美人図
」
ですが、
これは丹念に手描きした肉筆画。
当時の流行の最先端を描いた
ファッション誌
的な絵
でもあったよーですが、
庶民にとってはまだまだ高嶺の花でした。
「どー?イケてるでしょ?
最先端のファッションとヘアースタイル!
皆が振り返って見てるわ!
羨ましーでしょ〜?♪」
っ
って思っとったら
「そーゆーことか
たーけー!
(>_<)
ぎゃふん。」
「やっと見返った美人」
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2004年 181×257mm
参考文献 : 東京国立博物館ホームページ
サライ2009年7月2日号
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